十二.南太平洋編 Ⅱ土人の陰謀-2
このブログは一つの物語です。
初めての方は、1からお読み下さい。
僕もだんだんその気になり、とうとう彼女とジャングルの方へ歩いて行った。後ろを振り向くと、男が立ってニコニコと手を振っていた。
女は発情していた。暑いジャングルをさらに蒸し暑くすると、僕と娘はジャングルから出てきた。
男は近寄ると、彼女の傍へ行き何か話していた。が、ふと「ベイビー」という声が耳に残った。
そうか!何かおかしいと思ったら、この二人は俺の子供がほしかったのか、日本人は頭がいいから、俺の子供を出世させようってわけか、どうりで愛想がいいはずだ、このあたりに日本人混血の村長か成金でも居るのか、まんまと俺に白羽の矢が当ったわけだ、それにしても、この二人は本当に兄弟なのか、夫婦じゃないのか、よく分からんが、俺りゃ種馬にされたわけだ。そういえば、以前、東南アジアで果物かごを下げた女に声を掛けられ、事が終るとすごく喜んで果物をいっぱい貰った覚えがあるが、大体金もせびらずに、おかしいと思った。やはり、子種がほしかったんだ。それにしても髪のちぢれた目の細い子が、見知らぬ地で生きている、と考えただけでも気味が悪くなるなぁ、この二人は俺の子供にでも養ってもらうつもりだろうか、まぁ、そんな事たぁ今は何も分らんからと、自分を慰め、まぁいいや、などと思いつつも、自然に女の腹に目がいく。
この二人は、やはり果物をお土産に持たせてくれた。僕は何だかすっきりせず、気分が悪いなぁ、と乗り合いトラックに乗ろうと道を歩いて行く。後ろを振り向くと、二人がニコニコして手を振っていた。ニコニコするなってぇのに、不安になるじゃねぇか。
初めての方は、1からお読み下さい。
僕もだんだんその気になり、とうとう彼女とジャングルの方へ歩いて行った。後ろを振り向くと、男が立ってニコニコと手を振っていた。
女は発情していた。暑いジャングルをさらに蒸し暑くすると、僕と娘はジャングルから出てきた。
男は近寄ると、彼女の傍へ行き何か話していた。が、ふと「ベイビー」という声が耳に残った。
そうか!何かおかしいと思ったら、この二人は俺の子供がほしかったのか、日本人は頭がいいから、俺の子供を出世させようってわけか、どうりで愛想がいいはずだ、このあたりに日本人混血の村長か成金でも居るのか、まんまと俺に白羽の矢が当ったわけだ、それにしても、この二人は本当に兄弟なのか、夫婦じゃないのか、よく分からんが、俺りゃ種馬にされたわけだ。そういえば、以前、東南アジアで果物かごを下げた女に声を掛けられ、事が終るとすごく喜んで果物をいっぱい貰った覚えがあるが、大体金もせびらずに、おかしいと思った。やはり、子種がほしかったんだ。それにしても髪のちぢれた目の細い子が、見知らぬ地で生きている、と考えただけでも気味が悪くなるなぁ、この二人は俺の子供にでも養ってもらうつもりだろうか、まぁ、そんな事たぁ今は何も分らんからと、自分を慰め、まぁいいや、などと思いつつも、自然に女の腹に目がいく。
この二人は、やはり果物をお土産に持たせてくれた。僕は何だかすっきりせず、気分が悪いなぁ、と乗り合いトラックに乗ろうと道を歩いて行く。後ろを振り向くと、二人がニコニコして手を振っていた。ニコニコするなってぇのに、不安になるじゃねぇか。
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