十三.南太平洋編 Ⅳパパイヤ・マンゴ-1
このブログは一つの物語です。
初めての方は、1からお読み下さい。
怖い思いをしたが、犬の方も恐かったろう。後でよく考えてみると、パプアには熊は居ないはずだ。犬たちは僕を何だと思って恐れたんだろう・・・・・・?
パプアでは犬を飼っているのを見た事がないが、犬に似た動物のミイラを市場で売っていた。
カラカラのミイラになって両手両足を縛られ、ぶら下っている哀れな動物がいた。何十匹も捕えられ、ぶら下っているこの動物は犬とカンガルーを合わしたような奴で、本当の姿は見たことがない。パプアでは常用食となっているのか、良く売れているようであった。
小さい腰の曲った婆さんが、自分の身体よりデカイ哀れなミイラをズルズルと引きずりながら道を歩いていた。どうやって食うのか知らぬが、テンプラを買うように自分より大きい動物を買い物されちゃたまらん。
パプア人の主食はタロイモだが、肉食もけっこうするようである。
浜辺で土人らがたむろしていた。何をしているのか、と思っていたら、土人が一人走って来て、
「今、御馳走を食ってるから、お前も食え!」
と言う。何の御馳走だろうか?と覗いてみると、海亀が逆さにひっくり返っていた。甲羅の中身はあまりなく、それを土人らが手でつかんで生のまま食っていた。
「うぇー」
「お前ら、焼いて食わんのか?」
と尋ねると、生の方がうまいのだそうだ。日本の刺身みたいなものだろうか?
気持ち悪いが、日本人がナマコを食っているのを見たら、土人も気持ち悪がるかもしれない。あれは食わんらしい。食えないものらしい。
またパプア人は果物を良く食う。焼バナナといって、十センチ程の青いバナナを焼いて食うと、芋のような味がする。それにパパイヤ、マンゴだ。パプアのマンゴは旨い。
船室の扉を開けていると、大きなカゴ一杯のパパイヤ、マンゴを頭に乗せた土人が、「マスター、マスター(旦那、旦那)」と売りにくる。僕は取り合うのがめんどくさいので、靴下を脱いで、ぽいっとほたり、しばらくして、扉の前を見ると、大かごいっぱいのパパイヤ、マンゴが置かれてある。むろん、さっきの靴下はない。
初めての方は、1からお読み下さい。
怖い思いをしたが、犬の方も恐かったろう。後でよく考えてみると、パプアには熊は居ないはずだ。犬たちは僕を何だと思って恐れたんだろう・・・・・・?
パプアでは犬を飼っているのを見た事がないが、犬に似た動物のミイラを市場で売っていた。
カラカラのミイラになって両手両足を縛られ、ぶら下っている哀れな動物がいた。何十匹も捕えられ、ぶら下っているこの動物は犬とカンガルーを合わしたような奴で、本当の姿は見たことがない。パプアでは常用食となっているのか、良く売れているようであった。
小さい腰の曲った婆さんが、自分の身体よりデカイ哀れなミイラをズルズルと引きずりながら道を歩いていた。どうやって食うのか知らぬが、テンプラを買うように自分より大きい動物を買い物されちゃたまらん。
パプア人の主食はタロイモだが、肉食もけっこうするようである。
浜辺で土人らがたむろしていた。何をしているのか、と思っていたら、土人が一人走って来て、
「今、御馳走を食ってるから、お前も食え!」
と言う。何の御馳走だろうか?と覗いてみると、海亀が逆さにひっくり返っていた。甲羅の中身はあまりなく、それを土人らが手でつかんで生のまま食っていた。
「うぇー」
「お前ら、焼いて食わんのか?」
と尋ねると、生の方がうまいのだそうだ。日本の刺身みたいなものだろうか?
気持ち悪いが、日本人がナマコを食っているのを見たら、土人も気持ち悪がるかもしれない。あれは食わんらしい。食えないものらしい。
またパプア人は果物を良く食う。焼バナナといって、十センチ程の青いバナナを焼いて食うと、芋のような味がする。それにパパイヤ、マンゴだ。パプアのマンゴは旨い。
船室の扉を開けていると、大きなカゴ一杯のパパイヤ、マンゴを頭に乗せた土人が、「マスター、マスター(旦那、旦那)」と売りにくる。僕は取り合うのがめんどくさいので、靴下を脱いで、ぽいっとほたり、しばらくして、扉の前を見ると、大かごいっぱいのパパイヤ、マンゴが置かれてある。むろん、さっきの靴下はない。
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