2016年1月8日金曜日

十二.南太平洋編 Ⅱ土人の陰謀-1

十二.南太平洋編 Ⅱ土人の陰謀-1

   このブログは一つの物語です。

初めての方は、1からお読み下さい。

 ウェワクというミクロネシアに近い海岸線の美しい小さな街をぶらぶらしていると、道路の向う側で
「フレンド、フレンド」
と、若い男が僕を呼んでいた。何か用事か?と思って近づくと、男はいろいろと僕に話しかけ、「俺のうちへ遊びに来ないか」と言う。「父と母が居なくて妹が一人居る。妹を抱かせる。ビールもある。御馳走もある。」と言っていた。
 何だかよく分からんが、どうせ暇だからと、彼と一緒に乗り合いトラックに乗って海岸線を走って行く。しばらく行って、トラックを降り、ヤシに囲まれた道を歩いて行くと、若い娘が一人立っていた。妹だ、と言って男は娘の傍へ行き、何かボソボソ話していたが、戻って来ると、僕に
「父と母が帰って来た」
といい、キョロキョロあたりを見廻すと、ジャングルの方を指さして、
「あのジャングルの方へ妹と行ってくれ」
と言う。妹と行ってくれ、と言っても俺はその気はない、と手を振るが、
「いや、フレンド頼む」
と、妹を僕の方へ押しつける。
 妹は若く十代だった。ポリネシア系が入っているのか、パプア人と違って、顔の堀りが深く、色もそう黒くない。それにグラマーである。その妹が、ぺたっと僕の胸にくっつき、甘えたような声を出す。膨らんだバストはピーンと張っていて、髪からは甘ずっぱい子供のような匂いがした。陽は陰っていた。

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