2015年9月18日金曜日

ワタの旅と冒険-2 アフリカ偏(Ⅰ.ブラック大陸3)

ワタの旅と冒険-2 アフリカ偏(Ⅰ.ブラック大陸3)


このブログは一つの物語です。
初めての方は、1からお読み下さい。

ワタの旅と冒険-1


 と、言うと、ポン引きはしばらく、「ウムー」と考えているが、さすがに諦めて帰る。
買い物をする時も必ず高くふっかける。値切ると半分は安くなる。 そのケニアに比べ、此処の黒人はよく働く。中国から支援に来ているのか、人民服を着た中国人と一緒に鉄道の線路を敷いていた。 イデオロギーぬきにタンザニアの国が好きである。とは言っても、土人にイデオロギーは関係なさそうだが・・・・・・。 このタンザニア、白人の影響が少ないのは良ろしいが、文化、医療の面では多少遅れているところがあるらしい。

 ダレサレームに入港中、突然、歯痛がしだした。痛み止めを飲んでみるが、さっぱりしない。早くこの痛みから解放されようと、しょうがなく黒人に聞きながら、街の歯科医を訪ねる。歯科医院は街に何軒しかなく、むろん日本のように看板などをベタベタ貼ってはない。地図を握って裏道へ入り、狭い入りくんだ路地を抜けると、汚いビルの二階が診療所になっていた。「ギィー」とドアを開けると、ガラーンとした部屋に椅子が一台あるだけの薄暗い部屋である。
「おかしいなぁ?床屋か、何処かと間違ったのかなぁ?」
歯科医院、独特の機械や、エタノールの匂いもない。
「おかしいなぁ・・・・・・?」
と、中を覗いていたら、奥から黒光りのするプロレスラーのような大男が出てきた。この恐ろしいおっさんは可愛いエプロンをしていた。
「パアズン?(何か用かい?)」
と、聞くので、歯を押さえて顔をしかめると
「ウム、ウム」
と、おっさんは頷いて椅子に座れ、という。そして、椅子に座って一言、

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