このブログは一つの物語です。
その後、中野はインドからバングラデシュへと渡り、この餓死の続出する世界一貧しい国がえらく気に入ってか、はっきりした期間は言わなかったがかなり長く滞在したようであった。おそらくこの国の信じられぬような物価の安さに感激したのだろう。しかし、あんな地獄絵巻みたいな土地に長らく滞在する外国人も珍しい。
「何が?そんなに彼を惹きつけたのだろうか?」と思っていたが、行きつけのうらびれたおでん屋で飲んでいると、その理由が判明した。
「おっさん、わし、ニラくれんか」
と僕は沸き上がる鍋を指さして言うと、中野も
「おっさん、わしもや!」
と言う。
よく煮つまったニラが皿に盛られると、中野は鼻を近づけくんくんと匂いながら
「ああ・・・このニラの匂いはあのバングラデシュの女の匂いと同じや!しかし臭かったなぁ・・・」
と突然何かを思い出したように言うと、狭いカウンターに座っている他の客らが、「うん?」と聞き耳を立てる。
「君はバングラデシュで遊んだのかい?」と奇想天外の山さんが尋ねると
「そりゃぁ、あそこは十代の若い娘ばっかりで、信じられん位安かったから毎日、やりまくったわぁ」
と言うのではは~ん、それがあったからバングラデシュにずぅーと居たのか、あそこは人がボロボロ餓死する国だから身売りも多かろう。しかし、バングラデシュには外国人はほとんど行かないはずだから少しでも小銭を持っている中野はもてただろう。と、薄暗い部屋で、アラビアンナイトみたいに若い女を何人もはべらせて良い気で顎を突き出している中野の姿が、おでん鍋の湯気の中に浮かんだ。
「しかし、あそこの連中は何食っとんのやろ?臭かったなぁ・・・。あそこの女でこのニラと全く同じ匂いがしたのがおったが臭かったなぁ。傍に寄るとムッとしたがあの女、ニラ食っとったんかなぁ・・・?」
と箸で皿のニラを突っつきながら言うと、店の中は聞き耳を立てている人が多いのか「しーん」としてきた。
「それでも君はやったんだろ?」
と奇想天外の山さんが箸でつまんだ豆腐を口に持ってこようと、下をうつむきながら、さも中野の行動を見透かしたようにポツリと言うと、中野は何かを思い出したように、長い舌でぶ厚い唇をべろりといやらしくなめて
「ああ、やった。やりまくったわぁ。鼻つまんで朝までやりまくったわぁ」
と言うと、山さんはカクッと頭を落とし喉をつまらせながら
「かぁー」と顔をしかめ、無声音を発した。その瞬間、今まで下をうつむき、おでんを食いながら静かに聞き耳を立てていた客の顔が、さっ、と一斉に上がり目をまん丸にむいて中野の顔を見た。
これがバングラデシュ長期滞在の真相であった。こうして彼はさらにバンコックに渡り、此処でもセックスアニマルと化した中野は、狂ったように年はもゆかぬ遊女らをうはうは犯しまくると、バンコック航空機に飛び乗り一路日本へと飛び立ったのである。
その後、中野はインドからバングラデシュへと渡り、この餓死の続出する世界一貧しい国がえらく気に入ってか、はっきりした期間は言わなかったがかなり長く滞在したようであった。おそらくこの国の信じられぬような物価の安さに感激したのだろう。しかし、あんな地獄絵巻みたいな土地に長らく滞在する外国人も珍しい。
「何が?そんなに彼を惹きつけたのだろうか?」と思っていたが、行きつけのうらびれたおでん屋で飲んでいると、その理由が判明した。
と僕は沸き上がる鍋を指さして言うと、中野も
「おっさん、わしもや!」
と言う。
よく煮つまったニラが皿に盛られると、中野は鼻を近づけくんくんと匂いながら
「ああ・・・このニラの匂いはあのバングラデシュの女の匂いと同じや!しかし臭かったなぁ・・・」
と突然何かを思い出したように言うと、狭いカウンターに座っている他の客らが、「うん?」と聞き耳を立てる。
「君はバングラデシュで遊んだのかい?」と奇想天外の山さんが尋ねると
「そりゃぁ、あそこは十代の若い娘ばっかりで、信じられん位安かったから毎日、やりまくったわぁ」
と言うのではは~ん、それがあったからバングラデシュにずぅーと居たのか、あそこは人がボロボロ餓死する国だから身売りも多かろう。しかし、バングラデシュには外国人はほとんど行かないはずだから少しでも小銭を持っている中野はもてただろう。と、薄暗い部屋で、アラビアンナイトみたいに若い女を何人もはべらせて良い気で顎を突き出している中野の姿が、おでん鍋の湯気の中に浮かんだ。
「しかし、あそこの連中は何食っとんのやろ?臭かったなぁ・・・。あそこの女でこのニラと全く同じ匂いがしたのがおったが臭かったなぁ。傍に寄るとムッとしたがあの女、ニラ食っとったんかなぁ・・・?」
と箸で皿のニラを突っつきながら言うと、店の中は聞き耳を立てている人が多いのか「しーん」としてきた。
「それでも君はやったんだろ?」
と奇想天外の山さんが箸でつまんだ豆腐を口に持ってこようと、下をうつむきながら、さも中野の行動を見透かしたようにポツリと言うと、中野は何かを思い出したように、長い舌でぶ厚い唇をべろりといやらしくなめて
「ああ、やった。やりまくったわぁ。鼻つまんで朝までやりまくったわぁ」
と言うと、山さんはカクッと頭を落とし喉をつまらせながら
「かぁー」と顔をしかめ、無声音を発した。その瞬間、今まで下をうつむき、おでんを食いながら静かに聞き耳を立てていた客の顔が、さっ、と一斉に上がり目をまん丸にむいて中野の顔を見た。
これがバングラデシュ長期滞在の真相であった。こうして彼はさらにバンコックに渡り、此処でもセックスアニマルと化した中野は、狂ったように年はもゆかぬ遊女らをうはうは犯しまくると、バンコック航空機に飛び乗り一路日本へと飛び立ったのである。

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