このブログは一つの物語です。
「ほんなら何?入れたらええんかい?」
「そうやなぁ、ファンタかポカリスエットやろ、それにコカコーラ、コーラはカフェインが入っとるから中毒になってまた飲みとうなるんや。ほれ、酒飲み北さんが、酒、酒とういのと同じ原理や。コーラを入れたら回転が良いぜ」
「でも、コカコーラボトラーズは一割しか引かんやろう。わし、コカコーラに電話して聞いたんやぜ」
「そんなこたぁないぜ。うちの姉さんとこの塾でクリスマスパーティーをする時に大量に買うが、三割は引いてくれてるみたいやぜ」
「ほんまかい!?」
「本当や。なんなら姉さん所に電話して聞いてみりゃいいよ」
「へえ・・・何処から仕入れてんのかなぁ・・・?」
と中野は腕組をして考え込んでいた。
僕の姉は別府の街で“○○”という洒落た名の英語塾をしていた。先生が何人か居て義兄が経理をしていた。義兄というのはおとなしくて真面目な人で、うるさい姉とは全く性格が違う人である。両人とも、しばらくうちに居候していた中野をよく知っている。その子供が二人いる平和な家庭の夕食時に電話のベルが鳴った。
「リーン!」
「はい。こちらは○○でございます」
と、慌てて食べかけの食事を飲み込むと、義兄は営業用の語調で応対する。何時、父兄から電話があるか分からないのだ。
「ああ、そちらはゴリラのお兄さんとこですか?」
と、急に訳の分からない男の声がする。
ああ、暑い時はこいう人が出るなぁ、今日は特に暑かったからなぁ・・・と義兄は醒めたように受話器を、ガシャン、と置くと再び食卓へ向かう。
「どうしたの?」
と姉が尋ねると
「いや、間違い電話みたいだな」
と、子供の教育上嘘を言い、気の毒な人が居るものだと御飯を口に運ぶ。するとまた、
「リーン!」とベルが鳴る。
「はい、こちらは○○でございます」
「ああ、コカコーラは幾らで買ってますか?」
と、受話器の向こうから太い声が聞こえてくる。ああ・・・可哀そうに、まだ若そうなのに・・・と悲嘆して再び受話器を置く。
「どうしたの?誰なの?」
「ほんなら何?入れたらええんかい?」
「そうやなぁ、ファンタかポカリスエットやろ、それにコカコーラ、コーラはカフェインが入っとるから中毒になってまた飲みとうなるんや。ほれ、酒飲み北さんが、酒、酒とういのと同じ原理や。コーラを入れたら回転が良いぜ」
「でも、コカコーラボトラーズは一割しか引かんやろう。わし、コカコーラに電話して聞いたんやぜ」
「そんなこたぁないぜ。うちの姉さんとこの塾でクリスマスパーティーをする時に大量に買うが、三割は引いてくれてるみたいやぜ」
「ほんまかい!?」
「本当や。なんなら姉さん所に電話して聞いてみりゃいいよ」
「へえ・・・何処から仕入れてんのかなぁ・・・?」
と中野は腕組をして考え込んでいた。
僕の姉は別府の街で“○○”という洒落た名の英語塾をしていた。先生が何人か居て義兄が経理をしていた。義兄というのはおとなしくて真面目な人で、うるさい姉とは全く性格が違う人である。両人とも、しばらくうちに居候していた中野をよく知っている。その子供が二人いる平和な家庭の夕食時に電話のベルが鳴った。
「リーン!」
「はい。こちらは○○でございます」
と、慌てて食べかけの食事を飲み込むと、義兄は営業用の語調で応対する。何時、父兄から電話があるか分からないのだ。
「ああ、そちらはゴリラのお兄さんとこですか?」
と、急に訳の分からない男の声がする。
ああ、暑い時はこいう人が出るなぁ、今日は特に暑かったからなぁ・・・と義兄は醒めたように受話器を、ガシャン、と置くと再び食卓へ向かう。
「どうしたの?」
と姉が尋ねると
「いや、間違い電話みたいだな」
と、子供の教育上嘘を言い、気の毒な人が居るものだと御飯を口に運ぶ。するとまた、
「リーン!」とベルが鳴る。
「はい、こちらは○○でございます」
「ああ、コカコーラは幾らで買ってますか?」
と、受話器の向こうから太い声が聞こえてくる。ああ・・・可哀そうに、まだ若そうなのに・・・と悲嘆して再び受話器を置く。
「どうしたの?誰なの?」
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