2011年5月16日月曜日

登 撃

岩壁に見たものは
鋭さと堅さ。
僕らの登るルートの前に
ピンは無く
流れるスラブと
照畑つける陽。
大きめのナッツを腰に下げ
クレッターシューズの紐を締める。
クラックに指を挿す。
ひんやりとした心地好さが
脊髄の奥に染みわたる。
握る腕に力はみなぎり
鍛えぬいた筋肉は締まる
がっしりとした花こう岩は
しっかりと僕をささえ
フットワークも快適。
足がしっかり岩を吸い
陽が陽が僕を照り続け
ぐんぐん
高度を稼ぐ。
足の下に河が流れ
風が流れ
グレーの岩がくねり
眼下に流れる。
もう、なにもかもが宙に包まれ
僕は鳥になり河の流れとなる。
ボヘミヤが見え
モルダウを口ずさむ。

アフリカーナ登攀-1001-s


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