2015年7月29日水曜日

宙

        1
未来を担うものは何万光年先の彼方から用意される。
ぐっすり眠ったあと、胃液に酸が分泌する。
ビラミッドの先はすべて宇宙のある一点の方角に忠実だ。
空間に三方向を指軸にする棒を高速で廻すと
必ずある一定方向(宇宙)の空間を指す。

煉製の魚は頭から食べるものだ。
僕たちの傍へ来た者よ
静かに椅子へ座り
光る幾つもの眼をまばたいて
遠い昔、僕たちが何処から来て
何処へ行こうとしているのか。
そして、何に祈りを捧げれば良いのか?
そっと教えてくれないか。

    2
こちらに鳴り響く電波は
アンドロメダ星雲にやや近い処から発せられる
僕らを置いていった者どもよ
降り落ちる水滴に唇を添え、
震えながら叫んでくれ。

ブラックホールの先に何があるのか?
花薫る、蜜匂う楽園を隠してはいないか。
星座は消え去った星のことを黙認し続けている。
足を踏み外した肉体は、谷底深く宇宙の穴に吸い込まれる。
君臨し続けた汗は
やがて、光に置き換えられようとしている。


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