このブログは一つの物語です。
ある時、僕らが他の山岳会の女の娘らと山へ行って大きいテントの中で宴会をすることになった。そして皆んなでわいわい言って盛り上がっている最中、一人さぶちゃんが寝袋に入り薄暗いテントの隅で寝ていた。変わった奴だなぁ・・・?皆んなで楽しくやれば良いのに・・・と思っていた僕は翌日彼に「おい、昨夜は楽しかったぜ、どうしてお前一人だけ暗い隅で寝とったのか?」と尋ねると「いや、俺はあの娘らに、影のある暗い男のイメージを植え付けようとしているんだ!」と真面目な顔をして答えた。
今度は、何日かして、その娘らと街の料理屋で宴会することになったが、その時は彼は忙しくもないのにそそくさと送れて来て、一人ベラベラ喋りまくると腕時計をカッ、と睨んで「失敬!仕事があるので」と言ってまたそそくさと出て行った。
僕は、夜中になんの仕事があるのか・・・?と思ったが、うむ・・・今回は忙しいビジネスマンのイメージを植え付けようと思ったのかなぁ・・・?さぶちゃんも大変だなぁとつくづく思いながら酒を飲んでいた。
このさぶちゃん、やることはテキパキと早いが車のスピードも速い。
ボロ車を売っぱらうと、年がいもなくナナハンの単車を買ってビュービュー飛ばしだした。そして当然のようにスピード違反となって免許停止となるが、日本の警察をなめとるのか、しぶとく運転してさらにつかまり免許取り消しとなった。これで反省した三郎はもうハンドルを握るのをやめたと言っていた。が、ある時、友人の車へ乗せてもらい、スキーへ行って、どうもエンジンのかかりが悪いというので「どれ!俺に貸してみろ」とハンドルを握りようやくエンジンがかかったと思った瞬間、すうーとパトカーが横付けされ、「免許証?」ということになり、彼はかなり長い年月免許を取る資格を剥奪された。
彼には実印のたたりが掛っており、あの日本聖印のセールスマンの話を聞かなかったものと思われる。
僕がスピード違反で免許停止になったとき、クラブの後輩が「和田さん、何をそんなにしたら免許停止になるのかい?」と嬉しそうに聞いていたが、三郎の時は何も聞かなかった。
こうして彼は当分の間、ぴしっと整髪してネクタイをしめ、女の娘らの視線を意識しながらバスに揺られ、新しい勤め先の歯科医院へ通うことになった。
ある時、僕らが他の山岳会の女の娘らと山へ行って大きいテントの中で宴会をすることになった。そして皆んなでわいわい言って盛り上がっている最中、一人さぶちゃんが寝袋に入り薄暗いテントの隅で寝ていた。変わった奴だなぁ・・・?皆んなで楽しくやれば良いのに・・・と思っていた僕は翌日彼に「おい、昨夜は楽しかったぜ、どうしてお前一人だけ暗い隅で寝とったのか?」と尋ねると「いや、俺はあの娘らに、影のある暗い男のイメージを植え付けようとしているんだ!」と真面目な顔をして答えた。
今度は、何日かして、その娘らと街の料理屋で宴会することになったが、その時は彼は忙しくもないのにそそくさと送れて来て、一人ベラベラ喋りまくると腕時計をカッ、と睨んで「失敬!仕事があるので」と言ってまたそそくさと出て行った。
僕は、夜中になんの仕事があるのか・・・?と思ったが、うむ・・・今回は忙しいビジネスマンのイメージを植え付けようと思ったのかなぁ・・・?さぶちゃんも大変だなぁとつくづく思いながら酒を飲んでいた。
このさぶちゃん、やることはテキパキと早いが車のスピードも速い。
ボロ車を売っぱらうと、年がいもなくナナハンの単車を買ってビュービュー飛ばしだした。そして当然のようにスピード違反となって免許停止となるが、日本の警察をなめとるのか、しぶとく運転してさらにつかまり免許取り消しとなった。これで反省した三郎はもうハンドルを握るのをやめたと言っていた。が、ある時、友人の車へ乗せてもらい、スキーへ行って、どうもエンジンのかかりが悪いというので「どれ!俺に貸してみろ」とハンドルを握りようやくエンジンがかかったと思った瞬間、すうーとパトカーが横付けされ、「免許証?」ということになり、彼はかなり長い年月免許を取る資格を剥奪された。
彼には実印のたたりが掛っており、あの日本聖印のセールスマンの話を聞かなかったものと思われる。
僕がスピード違反で免許停止になったとき、クラブの後輩が「和田さん、何をそんなにしたら免許停止になるのかい?」と嬉しそうに聞いていたが、三郎の時は何も聞かなかった。
こうして彼は当分の間、ぴしっと整髪してネクタイをしめ、女の娘らの視線を意識しながらバスに揺られ、新しい勤め先の歯科医院へ通うことになった。
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